コロナ渦の話

母のこと

習い事に行けなくなった母

絵を描くことが好きだった母は

週1回の水墨画教室に行くのが楽しみでした。

年に一度は作品展にも出して

とても意欲的だったのですが

コロナウイルスが蔓延してくると

もちろん水墨画教室には行けなくなり・・。

電話の様子だと

家で何枚も絵をかいて

時々自転車に乗って買い物をして

料理をしたり

写経やナンプレ

新聞を隅から隅まで読んで

元気に過ごしているよ、と

言っていたので

安心しきって

顔を見に行くのは月に1度くらい。

実はその間に

絵を描くことがだんだんと減ってきていました。

この時86歳。

何にでも興味を持ち

どこへでも自転車で出かけていた母の

様子が少しずつ変わってきたのはこの頃からです。

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